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2024/04/05 瓦版

ミーツ瓦版【"裸体のシルエット"インタビュー】


【"裸体のシルエット"インタビュー】

長谷部:まずは簡単に自己紹介をお願いします。

おば:ベースの小原(以下 おば)です

毅:ギターの毅(以下 毅)です。

けーじ:サポートドラムの横山(以下 けーじ)です。

長谷部:裸体のシルエットの活動はいつ頃からスタートしたんですか?

毅:遡ると結構長いんですけど、確か2011 年くらいからですね。おば君と諏訪君(元メンバー)が上京してきて、丁度同時期に自分が元々やっていたビジュアル系のバンドが解散したタイミングで諏訪君に誘われて。

長谷部:その3人は同郷(静岡)だよね?

おば:そうですね。自分と諏訪君が同じ高校で、毅君とは学校は違ったんですけど地元のライブハウスでやってたのを見た事があって。その時は喋ったりとかって感じじゃなかったんですけど。

毅:諏訪君と俺はジュディマリのコピーバンドを一緒にやってたりして。俺のバンドのドラマーが小学校からの付き合いで、そいつがおば君とかと高校が一緒になって、それを介して知り合った感じですね。

長谷部:なるほど。おば君と諏訪君は何で上京してきたの?

おば:バンドやろうぜ!って(笑)

長谷部:かっけえ(笑)それで毅君東京に居るじゃんって声かけた感じ?

おば:いや、上京して、言ってもまず生活していかなきゃいけないじゃないですか。諏訪君と一緒に住んでたんですけど。音楽的な事は特に何もせずだったんですけど、知らないうちに諏訪君が毅君を連れてきてて。

毅:入れられたんです。

おば:特に何の相談もなく。

毅:そんな諏訪君は先に…。それでその翌年にけーじさんとウィズナイン(メンバー募集サイト)で知り合って加入して。そこからボーカルを探そうとなって何人かと会ったんですけど、あんまりしっくりこなくて。当時諏訪君がニコニコ動画にボーカロイドでを使った楽曲を上げてたりしたので、とりあえずそれでやるかとなって。そっから月に1曲投稿する感じでやって、最終的にコミケでアルバムを3枚出したりしているうちにボーカルが見つかって。そこから5人で渋谷のライブハウスを中心に活動を始めて1 年くらいやったんですけど、色々あってボーカルが抜けて。どうしようかなって感じだったんですけど、まあ、インストでやるかって。それが2015 年くらいの話で今に至る感じですね。

長谷部:名前は最初から裸体のシルエットだった?

毅:そうですね、ボカロ時代からずっと裸体のシルエットです。

※当時の音源はこちらから視聴可能です
https://www.nicovideo.jp/mylist/39803812

長谷部:それで、今回12月12日のイベントタイトルが”日本暗闇音楽協会”となっていまして、これはいったいどういうものなんでしょうか?

毅:色々と経緯はあるんですけど、2回目のアメリカツアーに行くのが決まって、そのちょっと前に新譜をレコーディングして出すとなって。ずっとお世話になっている印藤さん(マシリト / 9sari cafe / 日本暗闇音楽協会CEO)からレーベルのお誘いを頂いたりしたんですけど、その時は自分達的にまだしっくりこなくて。それで、印藤さんからそれならそういった物を自分達で考えてやってみたらと言ってもらって。

おば:そう、それでどんな名前がいいかなって話をメンバーでして、最初ダークロックレコーズっていうのを思い付いたんですけど、そっからそれを日本語にしてってたどり着いたのが日本暗闇音楽協会だったんですよね。

毅:おば君が言ったんだよね。覚えてる。

おば:ただ別にレーベル名っていう訳じゃなくて、その名前で何かしていくっていうか、具体的に決まってはいないんですけど。

毅:概念的な感じだよね。説明が難しいんですけど、この日本暗闇音楽協会って名前で最初にライブをやったのが2018年に俺らがアメリカツアーにちょい行く前で、borderline caseとか解散しちゃったけどBob Paulsenとかに出てもらったイベントが最初ですね。

長谷部:レーベルとか団体って訳ではないけど、協会員はいるの?

おば:一応グッズを買ってくれた人は協会員とさせて頂いております。

毅:その定義で行くと協会員の多くはアメリカ人ってことになる(笑)

一同:テキサスを中心に(笑)

長谷部:益々の発展を祈っております。そんでコロナ禍のおよそ3年間、バンドにとって出来事って何かありましたか?コロナ初期にミーツでレコーディングをしてもらって、MEETS WORKSとして出したコンピに参加してもらったり、その曲のタイトルもCOROOOOOONA だったりしたし。

https://meetsworks.bandcamp.com/album/meets-works-compilation-vol-1

毅:バンドとしてデカいトピックはやっぱりメンバーが抜けたことですよね。諏訪君が地元に帰ってしまって。

おば:そのCOROOOOOONA のレコーディング中だったのもあって、遠隔でなんとか完成させることが出来ましたけど。

毅:なのでCOROOOOOONAは諏訪君の最終参加作品となりました。

長谷部:US ツアーも延期になってしまったりしたと思うんだけど、そもそも海外ツアーに行こうってなったきっかけはあったの?最初は2018年だったと思うんだけど。

毅:ブッキングに出演する活動を続けている中で、2015年のクリスマスだったかな、フロアライブに出演した時にMOJA というバンドと対バンして。あの人たち結構ガンガン海外に行ってるじゃないですか。それで終演後にお話しした時に、「よかったすよ」「海外とか行った方がいいよ」、って話をしてもらって。その時はそういうのも選択肢の一つなんだなと漠然と思っただけで、具体的に何か行動をって感じじゃなかったんですけど。そこから一年くらいライブやったり、企画やったりと活動してたんですけど、なんかマンネリ化してきた感じがあって。予定が空いてればライブして、ってみたいな。そんな状況だったのもあって、もう海外とか行くか、って話をライブ帰りにジョナサンでメンバーに話したんですよね。1年くらいあれば必要な情報とか集められるだろうし、てか1年あって行けなかったら多分そこまでのバンドだろみたいな感じで。

おば:渋谷乙(しぶやきのと)帰りのジョナサンだね。

毅:そこから色んなライブハウスに遊びに行ったり、箱の人に海外と繋がりがありそうなバンドとか、海外からのツアーバンドがいたらブッキングして欲しいって挨拶したり、メール送ったりして。その中でチリから来たインストバンド(Tortuganonima)と対バンを組んでもらった時に、そのバンドがすげえ盛り上がってくれて。終わったら速攻で楽屋にハグしに来て。そこから彼らが日本に来た経緯とか、方法とか、そういう話をしている中で出会った人たちのお世話になったりして、それじゃあ俺らもアメリカ行くねって感じで話が持って行けたって感じです。ギリ1年には間に合わなかったんですけど(笑)

おば:行けるか行けないかみたいな(笑)

毅:行くのには1年ちょいはみ出ました(笑)

長谷部:しっかり目標をもって舵を切ったのは凄いことだよね。

けーじ:動いた結果ですからね。

長谷部:今回で4回目のUS ツアーということで、どのくらいの工程だったんだっけ?

毅:今回はジャスト3週間で今までで一番コンパクトだったすね。ライブは何本くらいやったんだろ。

おば:15~20の間ぐらいかな。

毅:確かそのくらいですね。あるあるなんですけど何本か飛んじゃったのもあって。

長谷部:それでもほぼノンストップだ。

毅:やって移動してを繰り返して。お客さんの家とかベニューのスタッフの家に泊めてもらったりしながら。今回スリーピースで初めてというのがあったので、3人で形にしなきゃってのがあったんですけど、リアクションとか見て全然やっていけるなって確証は得られたっすね。

おば:楽しかったすよ。向こうでやって違和感が無いというか、日本でやっても一緒っちゃ一緒なんですけど、やっぱお客さんのリアクションが単純にデカいし、やっぱり合ってるのかなって。

長谷部:自分たちの音楽を受け止めてくれる土壌があるというか、単純に受けがいいなって感じるんだ?

けーじ:リアクションは単純に嬉しいよね、日本人って少し大人しい部分もあるから。いいものを見せれば最高だって言ってくれるんで。

毅:微妙な時は普通にお客さん帰るしね(笑)

長谷部:3人での練りあがりに期待してます!そして12月12日はどんなイベントになってますか?

毅:丁度数日前にも出てくれるアーティストと演出とかの打合せをして。全体的にどんよりとした…というか音楽的に明るくはないんですけど。見ようによってはワンマンなんだけど、DJの鳥羽さんだったり司想生くんと一連の流れで楽しんでもらえる演出になってると思います。時間も遅めなのでふらっと飲みに来てもらえたら嬉しいなって感じです。

長谷部:一連の流れで、パーティーとして趣向を凝らしていると。

おば:うちとしては今出せる全部なんで、現時点の集大成じゃないけど、今出せるもの全部。

けーじ:ボカロを経て、女性ボーカリストを経て、インストになり、メンバー脱退、を経て。

毅:裸体のシルエットって名前ではもう12 年くらいやってますからね。

長谷部:現在のキャリアで出せるものを全部出すって事ですね。ツアーから販売を開始をした音源もこの日買えるんだよね?3人になって最初の音源になると思うんだけど。

毅:そうですね。もちろんツアーの手土産的に用意したのもあるし、3人になってからの名刺代わり的なものは今後何をやるにしても必要になるからっていうのは前提にあって。EP って言うんですかね、そういうのを出すのも4年振りになるので久し振りってのも込めて”LONG TIME NO SEE”ってタイトルになってます。

おば:曲のタイトルとかもこれまでの形式と違ってちゃんと文字でついてたり、結構変わったところもあるんじゃないですかね。

毅:そうだね。これまで経てきたものを含めて一から出直そうみたいなテンション感でいたので、そのタイトルの付け方とか、これまでと違う風にしようというのは意識していました。

けーじ:さっきも集大成ってでたけど、ある種のビギニングでもあるのかなって。

長谷部:今は会場で購入するしか手段無いよね?

毅:そうですね。

長谷部:これはぜひ12月12日に音源も手に取って欲しいね。最後にメッセージがあればお願いします。

おば:今の裸体のシルエットを観て欲しいですね。以上。

毅:ぜひ遊びに来てください。

けーじ:無理しないで、ホントに気が向いたら来てください(照笑)

長谷部:では、12月12日もよろしくお願い致します!ありがとうございました!

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●裸体のシルエット(the silhouette of NUDE)
rashiru_1.jpg 19.6 KB

Instrumental DARK rock band from JP.
日本暗闇音楽協会 / Dark Rock Records

メンバー
・毅(Gt)
・おば(Ba)
・けーじ(サポートDr)

【SNS】
https://twitter.com/ratai5

●インタビュー:長谷部祐樹(大塚MEETS店長)

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【USツアー中に行った配信ライブ映像はこちら】
https://www.youtube.com/watch?v=Nlr2CsXqzu8

【NEW RELEASE"LONG TIME NO SEE"】
longtimenosee.jpg 84.8 KB

1 laincarnation
2 nerve cave
3 "where are you?"
4 wesay
5 drop the mind
6 it's my toy
7 "do you wanna come?"
8 bikyu

¥2,000

Drum:けーじ
REC&Mix,Mastering:ヤギヒトシ(大塚MEETS PA)
Jacket design:鳥羽

各会場にて販売中